コメント欄について

2006年5月27日 from 日常つれづれ

このブログを楽しみにしてくださっている皆さん、いつもどうもありがとうございます。そしてお騒がせしました。予想していたかたも多いと思いますが、コメント欄を廃止することにしました。

ここしばらく黙考し、色んな人に相談をした結果、ふみきることにしました。

私がこのブログを始めたのは2003年7月のことです。当初はMovableTypeを試験的に使ってみようという軽い気持ちでスタートしました。コメント欄やトラックバックについても、デフォルトでオープン状態になっていたのでそのままにしておいたということです。お恥ずかしい話ですが、初めてトラックバックがついたとき、意味がわからず「僕のWebに勝手になにをしてるんだ!」と削除してしまったのを思い出します。
その後、コメントやトラバの意味もわかり、仲間内に近況報告としての食い倒れ状況を報告するサイトとしての運用が続いていたわけです。

そして、だんだんと色んな人にみてもらうようになってきました。この時点でコメント欄についてはなにもルールなどを決めていませんでしたし、自分の中にもありませんでした。返事をかけるものであれば書きましたし、そうしなかったこともあります。いまカウンタをみてみましたが、コメント総数は5282個となっていました。

ルールは作りませんでしたが、掲載されたコメントを僕が削除するということはしないでここまできました。内容が明らかに個人攻撃であったり、差別的表現と思われるものについては修正を加えましたが、それ以外は残してあります。内容に関わらず書いてくださったものだからということで残していたという状況です。

ただ、さすがに私も対応しきれないな、と思うようになってきました。
2006年05月14日 の記事では、久しぶりに寿司処 匠にてたべたシラスの握りと、種子島から人が手で運んでくださったナガラメ(トコブシ)の握りの写真を掲載しました。
これについた31さんのコメントに、どのように対応すればいいのか悩みました。私のことについて書かれている部分は、まあそう思われているのならしょうがないのですが、一番困ったのは種子島から取れたての食材を送ってくださった方や、羽田から門前仲町までわざわざ運んでくださった方に申し訳ない、ということです。私のことをとやかくいっていただくのは仕方がありませんが、エントリに記載した食材や料理までが、なにか汚れたもののように写ってしまうことをとても残念に思ったのです。そのおそれがあるため、書きたくてしょうがないエントリがいっぱいあるのですが、書き込みをためらっているという気持ちもあります。

内容はどうあれコメントを残すというルールをとると、こうした状態は今後も続く可能性があります。だからといって、コメントを私が削除するというのは、どうしても採るべき手段とは思えませんでした。一度は、「そのエントリに関係のないコメントが投稿された場合には新しいエントリを立ち上げてそこに移す」ということも真剣に考えましたが、そこまでする時間が捻出できません。

そういうことから、コメント機能を停止しようと決めました。
ただしそれは批判などを受けたくないから、という話ではありませんし、コミュニケーションをシャットアウトするためのものでもありません。

以前から不思議だったのですが、ブログに対して意見がある方からは、なぜかメールでのご連絡のほうが多い状況です。本ブログ中には、以前からメールアドレスを記載しています。ご意見・ご感想はそちらにいただければと思います。ただし、努力はいたしますが100%返事をお返しすることができるわけではありません。それはご了承頂ければと思います。

また、トラックバック機能は残します。もし何らかのご意見があれば、トラックバックを用いていただくのもありかと思います。ただし最近よくある、エントリとは何も関係のない商品紹介記事からのトラックバック等は削除する可能性もありますので、ご了承ください。

カレーの件でもいくつかのコメントをいただいていますが、コメント欄での対応はいったん終了させていただきます。

最後に、これまでコメントを書いてくださった皆様、本当にありがとうございました。特に困っている私を擁護してくれるコメントを記入してくださった方には、本当に勇気づけられてきました。批判的なコメントも、頭を冷やせば非常に示唆的で、ためになりました。そのほか、コメント欄を通じて新しく人と出会えたり、実に有意義な時間を過ごさせて頂きました。今後はメールにてご感想を聞かせて頂ければと思います。

次のエントリに、シラスとナガラメの記事を再録させて頂きたいと思います。あの写真、実はリコーのコンパクトデジカメであるGR-Dで撮影した、最近の画像では一番よいかなとおもうものでした。素晴らしいナガラメのためにもそうさせていただきますね。

このブログは生きている限り続けるような気がします。みたいと思う方はご自由にご覧ください。おもしろくなかったり、趣旨に合わなかったらごめんなさい。事実でないことが書かれている場合は、削除・修正を検討しますのでどうぞお知らせください。

ブログのみならず、文章を書いて公開することは、読み手の存在を意識しているということです。読み手がいない限りそこには何も発生しません。読んでもらえることは非常に喜ばしいことですし、動機付けになります。しかしだからといって文章は読み手のためだけに存在するものでもありません。私は自分が書きたいことを書いています。そのワタクシ的な部分と、読み手の気持ちとのバランスが上手くとれれば皆が幸せになるわけです。その状態を生み出すことができるかどうか甚だ疑問ではありますが、今後も書いていきたいと思います。

今後ともよろしくお願い致します。