インデアンカレーで春を感じる

2006年4月19日 from 首都圏

実は来週末までに一冊本を書き上げなければならない。農業関連の本である。
もう、それを考えると胃がギリギリと痛い。
胃液が出過ぎると体に悪い。また、ストレスは身体の免疫力を異様に低下せしめるそうだ。
これはいけない、というこじつけをしてインデアンカレー丸の内店へ向かう。
自転車で行くので5分でつくから、ほんのお休み時間なのである。

16:30くらいだと客は閑散としていてゆっくり食べられる。店長の山田君がルーかけをしてくれる。
おやつだから、お腹一杯になってはだめだ。レギュラー玉子ピクルス増しでお願いする。

シャコッ

いつもの美技をみながら出されたカレーを口に運ぶ。ああ、なんて旨いカレーなんだろう。

いつもどおり大盛りオプションのピクルスをみてみると、ちぢれ方と色合いと肉厚で、春キャベツに切り替わっていることがわかる。キャベツは冬キャベツと春キャベツがあり、この時期は春ものが出回る。春キャベツは柔らかく、甘みが薄くほんのりした味と香りだ。ピクルスも春キャベツの特性が反映され、いつもと違う味わいだった。

思わぬところで春を感じたわけだが、ここでふと思った。
インデアンのハヤシライスを特徴づけている、大きくカットされて食感を残した玉ねぎも、今の時期だと新玉ねぎになっているのではないか。時期的に淡路産のものが出ているはずだ。

でもおやつだからな、、、二杯は食い過ぎだな、、、と2秒だけ逡巡したが、食も一期一会である。

「ハヤシレギュラーでおねがい!」

果たして運ばれてきたハヤシライスの玉ねぎは新玉ねぎであった。水分量が多いためいつもよりシャクシャク感が薄いのだ。ちなみに通常の玉ねぎは一時期に掘りあげられ、しばらく乾燥させて水分量を落として貯蔵する。水分が多すぎると腐りやすいのだ。新玉ねぎはそれをしないので、みずみずしいのだ。

インデアンでも春を感じるのだなぁ、といい気分になった。
さて、原稿を書くか!