2006年4月 9日 from 日常つれづれ
農業関連センサー機器についていろいろと語っているアグリセンサーブログで、面白い企画が進行中だ。
まず、親友の本城しんのすけが校長を務めている横浜市の東山田中学校にて、安価な気象情報ロボットであるウェザーバケットが設置された。そして、理科の授業にこのバケットが利用されているのである。
■ウエザーバケットを利用した気象観測の有効性について
http://blog.agrisensor.org/archives/2006/03/post_12.html
もともとこのウェザーバケットというマシンは、ソーラーシステムで自家発電して動いてくれる気象センサーであるという「自律性」が着目されるが、とにかく設置しておけばそのポイントの気象情報を勝手にログしてくれるという、極めて進化した「百葉箱」なのである。百葉箱での計測はデジタルデータに変換できないけど、バケットのデータは数値として記録され、分析が容易だ。アナログの温度計や湿度計を眺めて計測するという世界観も捨てがたいが、中学・高校などの授業でのレベルアップはかなり期待できるだろう。
ちかく、東山田中学校での取り組みについてはもっと面白いことを進めていこうと思っているので、学校教育にご関心あるむきはぜひ注目していただきたい。
それと、このアグリセンサーブログでご一緒させていただいているナガトモさんが、バケットを事務所に導入された!下記に顛末が語られているが、今後このバケットを使ってのもろもろの試みが展開される。
■ウェザーバケットがやってきた!
http://blog.agrisensor.org/archives/2006/04/post_16.html
ナガトモさんは実は、スペースシャトルの中での生物実験とかのプログラムを構築していた人で、バリバリの理系エキスパートだ。おそらく自分でバケットをハッキングして、すごい計測プログラムを作っていってしまうだろう。
バケットで農業関連の面白い実験をどんどんしていきたいと思うが、実際に使ってみたいという農業団体や試験研究機関があればぜひご連絡いただきたいと思う。ブログへのコメントもどうぞ!
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