山形の絶品銘柄米 「はえぬき」 を探してお米をゲットか!?

2005年12月22日 from 食材

山形県が誇る「はえぬき」というお米をご存じだろうか。おそらくその名前すら知らないという人はあまりいないと思う、銘柄米だ。1994年産から2005年産まで、品評会では特Aという最高の評価を、9年以上続けて受けているスゴイ米なのである。

しかし、「これがはえぬきだ」と認識しながら食べたことがあるという人はどのくらい居るだろうか。「コシヒカリ」や「あきたこまち」ならあるけれども、「はえぬき」は食べたことがない、という人が多いのではないかと思う。

しかし「はえぬき」は、おそらくかなりの人が口にしたことがある米なのである。なぜなら、はえぬきは小売店に回るよりも業務向け、つまり外食・中食に流通することがあまりに多いという特質を持つ米なのだ。

無論、業務向けに使われるということは、品質に優れ安定しているということが最大の理由だ。実はコンビニのおにぎりにはかなりの割合ではえぬきが使われている。レストランでもそうだ。だから、知らず知らずのうちにはえぬきを食べているひとが多いということなのである。

「やまけんさーん、「はえぬき」を意識して食べて頂けるように、一般の方が身の回りで「はえぬき」を食べられるお店を書き込むホームページを作ったんですよ!」

と、精米したての「はえぬき」を送ってくれたのは、山形県の農業改良普及員である一戸さんだ。
一戸さんといえば、昨年度に数々の食い倒れネタを提供してくれた方である。思えば、あのまあどんな会の「なんばんの粕漬け」が世に出たのも、彼女が僕を産直販売のお祭りに連れて行ってくれたからなのである。

■2004年02月08日 
山形遊行編その2 幻の蕎麦を幻の達人の手で打っていただいた!「蕎麦打ち虎の穴」の巻
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/2004/02/post_155.html

さて
一戸さんが教えてくれたWebがこれだ。
■はえぬき発見箱
http://www.haenuki.jp/

このWebにアクセスし、マップの中から地域を選ぶと、その地域ではえぬきを食べることができる店情報をみることができる。はえぬきの知名度を上げるために、なんで今までこういうのが無かったの?という感じの仕掛けである。ちなみに東京の一覧をみると数件登録があった。

しかしこのシステム、山形と東京以外はほとんど登録がされていない。

「実は情報は、私たちもあまり持っていないんです。売り先は流通業者さんしかわかりませんので、、、ですから、情報は民間の皆様に投稿していただくようにしようと、プレゼントキャンペーンをしています!」

なんと!
身の回りで「はえぬき」が食べられるというお店の情報を登録すると、期間中200名に「はえぬき」が当たるそうだ!

まじすか! 俺も探して登録するぜ!

ちなみにいただいた「はえぬき」を早速炊いてみた。

コシヒカリのように主張が強すぎず、あきたこまちのような独特の癖がない、気品と芯の強さを感じる味だ。ごはんと味噌汁、ごはんとおつけものといった、単色の食事にはこれ以上ない特質ではないかと思う。

早速、山形県白鷹町のまあどんな会から送られてきた、今年度版の「なんばんの粕漬け」サンプルで食べてみたところ、これが最高のマッチング! 山形の米に、山形のなんばんだから、これ以上のマリアージュはないだろう。

はえぬき発見箱については、

「食い倒れ日記でもどんどん宣伝してくださいね~」

とのこと。旨い米ももらってしまったし、書いておきまっせ。
いまならまだあまり情報が登録されていないので、当選確率はきっと高いはずだ!
身の回りの飲食店に「はえぬき使ってませんか?」とききまくって、登録してみよう!