2005年7月21日 from 出張
帯広関連の過去ログの中でも、異色の存在が「吟寿司」である。
「ヤマケンお前、帯広の寿司は日本一旨いんだぞ!」
というノムさんの声に疑問を感じつつ入ったその店で、店主の金ちゃんが握る牛トロ寿司に完璧にノックアウトされたのである!
■豊饒の大地・北海道帯広編その3 仰天の牛トロ寿司は帯広にあり
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000191.html
■帯広の夜はまだまだ続くよ 牛トロ寿司 吟寿司再訪、そしてそれは起こった。
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000354.html
そういうわけで帯広の夜の〆はやはりここしかないんである。
■吟寿司
予め「今日、いくよ!」と連絡していたこともあり、入店すると「おおおお~来たね!」と出迎えられる。遠く帯広で、こんな風に迎えてくれる店があるのは、とても嬉しいものだ。
買って頂いた方はご存じの通り、僕の「食い倒れガイド」の北海道編で、吟寿司は重要な位置を占めている。店主である金ちゃんはとても喜んでくれ、出版社に僕の連絡先を訪ねてくれ、そして絶品のイクラの醤油漬けを送ってくれた。
「やまけんちゃんの本とインターネットを観て来てくれるお客さんがいるんだよ!」
その言葉が一番嬉しいのである。
さて金ちゃんの握りと言えば、驚速のスピード握りである。本当に目にもとまらぬ早さで、かつ正確に握り込んでいくのである。
いつもどおり、〆サバ、穴子、シャコを握ってもらう。焼き肉800gではちきれんばかりの腹がいつのまにか空いている!
■シャコ
いつもながらこのシャコが絶品なのだ。殻付きのまま茹でて、注文を受けてから調理ばさみで綺麗に剥き、ツメを塗って供されるこのシャコ、甲殻類味の強さと香りと甘さが効いて、本当に旨い。
■穴子
そしてこれが演歌歌手○本譲治が15貫食べたという伝説の残る穴子である。
表面がカリッと焼かれており、魅惑的なツメが塗られている。
この穴子がほんっとに実に最高なのだ!穴子は香りが高く、煮すぎていないので締まった身肉で歯応えもあり、甘すぎず濃すぎないツメの加減がこれにマッチしている!
「さあそろそろ牛トロ行くかい!」
(つづく)
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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