2005年7月18日 from 食材
息子との毎日のふれあい(?)を描くブログ「父親的生活」の津田君から極々早生みかんというか、ハウスみかんが届いた。彼は和歌山の有名スーパー向けの青果物の仕事をしている、超大手の専務である。と同時に、和歌山の有力なみかん生産者をまとめ「みかんの会」という生産者組織の長でもある。僕と同じ年代なのになかなかにスゴイヤツなのである。彼のブログでは結構、スーパーがどういう青果物流通をしているのかということをたまーに明かしているので、観てみると面白い。
んで、みかんである。5キロ箱に入ってきたそれは、小玉で色づきがまだら(上部が淡い黄色で側面がオレンジ色)、まだパフォーマンスを発揮していないかと思われるみかんだった。
「ふうん。ま、早生みかんが出てくるまでのつなぎって感じだな」
と思いながら皮を剥く。と、ここでお?っと思った。
「じょうのう」と呼ばれる、みかんの皮の部分がやたらと薄いのである。これはちょっと期待できるかなと思ってパクリとやった。
その瞬間、衝撃が走った!
あ、甘いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
なんだこりゃ!
ハウスみかんで凄まじく甘いのは過去にも食べたことがあるけど、そのどれよりも甘い!
津田ちゃんからきたメールを観ると、なるほど納得である。
みかん美味かった?? 夏なのでクールで送るから、どうしても水分を吸って糖度が落ちると思うけど、それでも甘いとは思うよ。この生産者のハウスみかんは、酸度が残っている事が特徴なので、冬のみかんの様な味がすると思います。 会社で測った時はなんと、糖度が19度あったんだよ。果汁が手に着くと、ベトベトするでしょう、これは15度以上じゃないと、そうなりません。 信じられないけれど、本当です。
糖度19度!
それはスゴイ、、、ちなみに10月から始まる早生みかんで、糖度が14度以上あれば十分に甘いとされる。だから、19度というのは例外的に甘いのである。
和歌山みかんは関東圏ではあまり知られていない。関東には愛媛みかんがメインで出荷されるからである。しかし、昨年度は愛媛みかんは品質的にも大苦戦した。今年のみかん分布図はどうなるのだろうか、今から楽しみになってきた。
なお、和歌山近辺のひとは、某大手スーパー「○ークワ」店頭で買える、、、かもしれない。買えないかも知れない。探してみて下さいね。
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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