2005年7月13日 from 首都圏
インデアンカレーの奥内さんが上京するというので、これは東京の旨いものを食べさせなくてはと思い、寿司所 匠~晴弘~オーパというゴールデン門仲フルコースにお連れした。
匠のカウンターに座ったら、隣の若いカップルが僕の本を観て来たという人たちだった。なんと驚いたことに、ブログを読んでから本を買ったのではなく、まず最初に本を買ってからブログの存在を知ったということだった!そ、そんなひと、いるのかぁ、、、ビックリした。
さて
夏の寿司もまた旨いものだが、この季節しか味わえないネタと言えば、シンコである!大阪にはコハダ・コノシロを食べる文化があまりないらしく、従ってシンコも初めてだと奥内さんが言う。それならばと握ってもらったわけである。
いや、最高だね!もう堪らなく美味しい!
コハダのように脂が乗っていない、若い身からは本当にフレッシュな生感が漂ってくる!4枚ヅケにされたこの小さな寿司の世界は、完膚無きまで循環型に世界が完結しているのである。
「おおぉ、、、 無茶苦茶旨いですよ!」
と奥内さんも絶句。やったぜ!
そういえば匠を訪れた知り合いから、「やまけんが言うほど安くなかった」というような声を良く聞く。おかしいなぁと思って内容を訊いてみるとたいがい、握りの前につまみを数品とっている。よーく僕の過去エントリを読んで欲しいのだけど、 「握りおまかせコース」 以外のものを僕が書いているだろうか?この店のおまかせは11貫で3800円だ。これ以外におつまみ数品にお酒を飲めば、そりゃそれなりの価格になるでしょう。僕は寿司屋では寿司を食べることしか考えないのだけども。僕は店に入ったら、お任せコースをさっさと頼んで、「るみ子の酒」のお燗を2本ほどつけていただく。それで満足しなかったことはないです。
ちゅーことでシンコの季節、どの寿司屋でもいいから堪能してみてはどうかしらん!
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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