(詳細版)こんな大食い倒れ披露宴をやりました。(その1:準備編)

2005年5月31日 from 日常つれづれ

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 昨年末に結婚が決まってからすぐに、3月には身内で式を挙げて4月に一緒にくらし始めて、披露宴はもう少し後にということになった。かなり急なスケジュールだと言われるんだけど、出来ちゃった訳ではありません。

 しかし披露宴ちゅうのは、やはり周到な準備が必要ですな。特に、「自分たちでコーディネートしたい」という希望がある場合、どんなに時間があっても足りないです。特に仕事を抱えている人たちには、、、
 そう、僕はこの時、コンサルタントとしてのレギュラーの仕事数本に加え、初の食い倒れ日記書籍化という大きなテーマに取り組んでいたのである。

「そんなに過密スケジュールになってるなら、本の出版を後にすればよかったのに」

いえ、違うのです。このスケジュールは、ただ単に披露宴の引き出物に本を渡したいというためにたてたスケジュールなのです。実はこの強行軍的なスケジュールの真相はそういうことだったのである、、、

さて自分たちらしい、料理は全部持ち込みでということになると、式場はかなり限られてしまう。ホテルなどかなりあたったのだが、どうしてもバンケットの料理込みでないと割高になってしまう。しかも、僕の場合200人規模でやりたいという思いがあったので、なおさら会場は限られてしまうのだ。

「アニキ、コートメダリオンでやりましょうよ!」

と進言してくれたのは純米酒伝道師、工藤ちゃんだ。コートメダリオンというのは、JR飯田橋駅から歩いて3分の好立地にあるイベントホールだ。実は2003年9月に、日本酒ライターとしては日本を代表する存在である藤田千恵子さんが発起人となる醗酵リンク大会というイベントが行われた。その模様はこのエントリでお伝えしたとおりだこの時、寿司処匠の加藤ちゃんと一緒にいったんだよなぁ、、、

「あの会場なら、醗酵リンク大会でお世話になったので、色々とお願いをきいてくれると思いますよ!」

と工藤ちゃんが先導してくれ、コートメダリオンに問い合わせたところ、予算面でも条件面でも非常に有り難い形で貸して頂けることになったのだ!感謝である。自由なスタイルの結婚式を創りたい人には、この会場をお勧めできるゾ!

■飯田橋 コートメダリオン

さて会場探しと併行して、出店していただきたい各店に連絡をした。実はこの出店交渉は全く苦労していない。皆様がその場でご快諾を下さったのである。これは食い倒れ冥利に尽きるというものだ。

特に嬉しかったのは、「営業休んでいくよ」と言ってくれた寿司処匠の加藤ちゃんだ。そう、日曜日が休みという店が多い中、匠は日曜日営業で月曜日休みなのだ。その夜の営業を止めて、披露宴に握りに来てくれる。

「出張寿司なんてこの店始まって以来初めてだし、今後もやらないよ!」

そうか、ありがとう加藤ちゃん!

そしてシチリア料理の無二路は、店を挙げて参戦してくれることに。

「どどーんと羊を焼いていこうか、それともイベリコか?」

ということで最後まで色々悩んだ末、イベリコをチョイス。そして前菜をふんだんにというお願いをしたのであった。

バードコートの野島さんも、一も二も無く

「ああ、やらせて下さい!焼き台を持っていきますから、炭火を焚いていい場所だけ確保して下さいよ」

と言って下さった。

恐る恐るお願いをしたのが、北海道の富良野のカレー名店「唯我独尊」。唯我独尊の宮田オーナーは、なんと現役の富良野市議である。それなのに全国の物産展から出店要請が相次ぎ、全国行脚と市議会の往復をしているような毎日である。おそらくご本人に来て頂くのは無理だろうと思っていたが、

「ご本人が無理なら東京にいるサポーターで何とかします!」

と言って下さったのが、東京在住の唯我独尊サポーター・D黒氏である。そう、彼が富良野に僕を連れて行ってくれたのである。そして、寸前で宮田さんの参戦も決まった。

「大阪から最終の新幹線で駆けつけますよ!」

ハードスケジュールを押して参加して頂いた。もう頭が上がらない。

そんな感じで場所と出店者が決まっていったのである。

(続く)