宮崎が誇る「レタス巻き」の元祖「一平」の村岡さんは限りなく熱い情熱の人だった!

2005年3月17日 from 出張

プリプリの海老にマヨネーズをつけ、レタスを一枚と一緒に海苔巻きにした「レタス巻き」の元祖にして、最高に旨い!という店が宮崎県宮崎市内にあることは過去エントリでも述べたとおりだ。

■レタス巻きの元祖は宮崎にあるのを知ってますか!? 宮崎市「一平」
http://www.yamaken.org/mt/kuidaore/archives/000375.html

このエントリを書いた数週間後、なんと一平寿司の店主である村岡さんからコメントをいただいてしまった!上記エントリのコメント欄にあるのは、村岡さんその人からの生の声である。嬉しかった、、、

で、実は3月12,13日に宮崎出張が入っていたので、村岡さんにメールで「色々お話しを訊かせていただけないか?」とお願いをしたところご快諾いただき、行ってきたのだ!

、、、なんだけど、すみません。このネタ、6月に出る僕の本に掲載する用のネタなのでした。さすがにね、blogをそのまま本にするというのは、違うと思うのですよ。追加取材をしまくって、熱い本にしたいので、この日の内容については本を読んで頂きたいと思うのです。

しかし、一言で言うと熱かった!
村岡さんは本当に熱い人だ!

実は今年の1月、一平寿司の開祖といえる先代ご主人が亡くなったそうだ。このレタス巻きを産み出したその人である、、、名実ともに現・村岡さんと、脇を固めるスタッフがその遺志を継ぎ、変わらぬ旨さを提供してくれている。

この村岡さん、「取材なんてね、実は地元以外のメディアには初めてなんです。」とおっしゃり最初は固かったが、ほどなくしてとてつもなく熱い人だと言うことが分かった!味のこと、寿司のことを話し出すとパワーブースターがブワッと点火されるかんじ。

心に残ったのは、次の言葉だ。

「うちはね、レタス巻き屋。大衆の店なんです。子供が500円玉握りしめてレタス巻き食べに来たら、作ります。そういうのを大切にしていきたいんですよ。だから、それができなくなるような追求の方向性はしないです。」

そんなことを言っているが、サバのバッテラの完成度、仕入れる身の厚いサバのグレード、そしてレタス巻き以外の寿司の充実度、どれをとってもその辺の店は絶対に勝てない!これぞ粋というものだ。

で、おそらくWeb上では本邦初公開だろう、一平の厨房にも入らせて頂いた。これが毎日店で仕込む、酢飯に合う特製マヨネーズである!これをスプーンで舐めさせて頂いた。味は「なるほどぉ!」という感じなのだが、詳細はここでは述べられないのでゴメン(笑)

作って頂いたレタス巻きとバッテラ、玉子巻き(これがまた絶品!)を板の上にドドドっと並べる。

「うわーやっぱり旨い~!」

最高なんである。ああ、この臨場感を早く届けたいがちと待ってて!
僕が「旨いウマいうまい」と食べていると、嬉しそうに笑いながら「本当に食いしん坊なんですねぇ、、、」と喜んでくれた。彼自身も相当に食いしん坊のオーラを漂わせている!

で、彼が言うのだ!

「やまけんさん!あのね、僕はチャーシューが好きで、ラーメン食べても旨いチャーシューにあたったことがなくて、自分で作ることにしたんですよ。僕が作るチャーシューは旨いですよ!実は今、仕込んでるので、お届けしますよ!」

マジ???

厨房の裏にいくと、そこには目を見張らんばかりの光景がっ!
そこには、500g程度の塊に切られた豚バラ肉が数十個、ステンレスの台の上に並べられている!それぞれにフォークでぶすぶすと穴を刺し、塩をするところであった!

「穴をあけて塩をまぶして、蒸してから焼くんですよ。旨いですよぉおおおお」

おおおおおおおおおおおおおおお
これは絶対に旨いに違いないっ

それが本日、届いた!

一平特製の袋に入って、真空パック詰めされたチャーシューが3本!

このコテコテの甘辛そうなタレに浸されたチャーシュー、これだけでウマそうだよぉ、、、

「お好きな厚さに切って、レンジでチンしてから食べてください。食べきれない分は冷凍庫に入れても大丈夫です。今回の豚は、宮崎の「ハーブ豚」です。友人の日高牧場で育てたものです。感想を聞かせてくださいね。」(村岡さん)

よしっ もう決定!本日夜はチャーシューご飯である!
すっげえ楽しみだ!
ちなみにこのチャーシュー、店では出しておられません。このblogみて「食べたい」といっても無理よ、、、ゴメンナサイ、私、役得です。

チャーシューの味はレポートしますね!