2005年3月 9日 from 出張
ホルモンは実に最高だったんだけど、その前に大館駅前で買った鶏めし弁当850円が実に実に秀逸だったので報告!
本当のことを告白しよう。ホルモン食って帰った後、夜中までPCで仕事をしていた。そうするうちにだんだんと腹が減ってきて、、、夜食で食べちゃったんだよね~ 鶏めし。いや 自分でもビックリでした。最初は中身を観るだけにしようかなぁって思ってたんだけどね。
で、これ、大館名物だそうだ。駅の目の前に弁当販売所というのがあったので買い求めただけで、とりたてて期待はしていなかった。
■花善のWeb
http://www.hanazen.co.jp/
包みを開けてみると、、、
なんと端整な面構えだ!
弁当には面構えが重要だ。どれだけ気を配って具材とご飯が盛りこまれているか。それで印象がかなり変わってしまう。この鶏めし弁当、実に容姿端麗美人である。
比内鶏を交配させた独自の鶏品種を使用し、そのスープでご飯を炊き込んでいるということだ。もちろん甘辛く煮揚げた肉が乗り、丁寧にそぼろにされたゆで玉子ものっている。
大体、日本人は鶏のスープを醤油味で炊き込んだご飯が好きである。中国や台湾などでは豚と炊き込んだご飯があるが、日本では通常鶏である。豚や牛ではや香りが味が濃すぎるのだろう。鶏の上品な旨味と醤油の香りの合わさった味が日本人の好みなんだろうな!
このご飯をわしっと掴んで口いっぱいに頬張る。ご飯は冷えているがそれがまた旨い!炊き込みご飯の冷やご飯って旨いよね!炊き加減は絶妙で、粒状感がきっちりと出ている。ネットリ感と甘み・旨味が噛む毎に溶け出す!そこに固く締まった鶏肉を囓ると、肉の香りとタンパク質が合わさり、原初的な快楽感が身を包むのダ!
丁寧に作られている弁当だ、と実感するのは、グレードの高いつけ合わせに手を付けた時だ。柴漬け、白瓜の粕漬け、胡瓜の古漬けどれもきちんとした本漬けである!薬臭い合成品ではなく、きっちりとご飯のおかずになる!
それと、がんもどきと思いきや、魚のすり身と豆腐と混ぜてひろうす状にした揚げ物も、また人工的な味がせず秀逸。
変わりカマボコもこのとおりきちんとしたもので、立派なおかずになっている!
実に素晴らしい!料亭の仕出し弁当を食べているような気分だ。この内容で850円は、俺的にはまったく安い!
カタログを観ると、5名様から予約で特製鶏めし弁当1600円、10名様からでスペシャル鶏めし弁当2100円がある!
うおおおおおおおおおおおお
スペシャル食ってみてぇええええええええええええええええええ
どんな内容なんだろう!
しかし保存料を使用していないので通販はやっていないとのこと!
そういわれるともっと食いたくなる!
一つ前のエントリにコメント下さっている、秋田出身の鈴木さんもおっしゃるとおり、これは数ある鶏めし弁当の中でも最高峰といえるかもしれない。
駅弁ブームで、駅弁物産展に人気があるらしいが、安易で美味しくない駅弁もかなり並んでいる。腹が立つのは1000円前後もするのに量が少なく、具材に神経がいき届いていない弁当だ。そういえば山○駅からの帰りに食べた山○牛焼き肉弁当は本当に腹が立ったなぁ。
そんな中途半端弁当を出しているメーカーにこの鶏めし弁当をたべさせてやりたい。
あー また食いたくなった!
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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