F岡さんと堀江君とバードコートでメシを食う。

2005年2月23日 from 首都圏

前日夜から京都に泊まり、米と野菜の出荷団体にヒアリングを行った。午後になると卸売市場は業務を終え、閑散としてくるので寂しい。ヒアリングを終えて大急ぎで京都駅に戻り、のぞみに乗って一路東京へ。今回は残念ながら大阪で途中下車→インデアンカレーというコースは成らなかった!

なんで帰りを急ぐかというと、ライブドアの堀江君から「バードコート行きたいッスよ!」というラブコールを受けていたので、この日の予約を取っているのである。アスキー元編集長のF岡さんも一緒だ。

北千住に着き、バードコートのカウンターでギネスのドラフトを飲んでいたら、堀江君が間もなくやってきた。こんなにいろいろと騒がれているのに時間通りくるとは、感心なやっちゃ!

ほどなくしてF岡さんも到着!豪華な布陣だなぁ。

酒を飲み、地鶏に舌鼓を打ちながら、話はやっぱりいろいろとライブドア社の動向などに踏み込んでいった。ちなみに僕は堀江君のことは食い倒れ友達と思っているので、はっきり言ってライブドア社の行く末やメディア戦略には関心がない。唯一、オンラインショッピング部門であるライブドアデパートでは、なんばんの粕漬けやウェザーバケットを販売してもらっているので、それに関しては大感謝だし、できることは支援していきたい!

あ、そうそう 堀江君の社長日記でも僕のページと同じく気象情報が配信されているが、これを実現している仕組みである「ウェザーバケット」が、ライブドアデパートで購入できるようになった。個人が買うということは難しいだろうが、実は食品製造業者さんからの引き合いが強かったりする。関心のある人は観て下さい。

■ウェザーバケットのライブドア販売ページ

さてこの日もバードコート野島さんマジック炸裂!数週間まえから「肉、一杯残しておいて!」とお願いしていたので、奥久慈シャモのかなりの部位をたべることができた。

■ペタ

ペタとは、鶏のお尻の「ボンボチ」の少し上の部分だそうだ。ボンボチは脂がギッシリ詰まっているのだが、ペタは皮と脂のバランスがとれていて、こちらの方が旨いかもしれないと思える。

■燻製シャモの手羽揚げ

おお、野島さんの静岡ツアーの成果が出ている!スモークした手羽元と手羽先は、控えめな塩加減が絶妙、燻煙も程よくて旨い!燻製を揚げていることで皮目がパリッとして、食感までも旨くなる。しかも熱を通すことで燻煙香と旨味がバランス佳くなるかんじである。

「スモーカー、買っちゃいましたよ!」

と野島さんが指さす方向を観ると、燻製用のスモーカーが二基並んでいた!

「教えて下さった関さんにも食べて頂きたいんですけどねぇ、、、」

大丈夫、次回オフ会でそれが成りますよ!

「いや旨いな、旨いなぁ~」

と串をばくつく堀江君とF岡さん。F岡さんはそれほど量を食べない人なのだが、その彼がかなりの本数を食べている!

出版大手の幹部であるF岡さんと堀江君の会話は、やはり刺激的だ。農産物の業界以外はまったく疎い僕には、二人の間に座って話がスルーしていく感じなのだが、上の方に行けば行くほど、面白い人脈、魑魅魍魎のような人脈に触れざるを得ない状況になっていくのだな。うーむ 俺は近づかないでおこう。

と、厨房を観ると、先日の「チューボーですよ!」で未来の巨匠として出演したリキちゃんが、旨そうなものを作っている!

「なにそれ?」

「鶏茶漬けです!」

お、それじゃ親子丼の後にそれも食うよ!と言って確保してもらった。それがこいつだ!

なんと旨そうだぁあああああああああ
鯛茶漬けをイメージして作っているそうだが、ササミをゴマやクルミなどのペーストに和えてご飯の上にのせ、地鶏のスープを注いでいる!

いやぁ なんで俺はいままでこれを食べなかったんだろう!? と強い後悔の念が襲うほどに旨い!このゴマベースのタレが濃厚で、鶏スープと合わさって無茶苦茶に旨いのだ!ふおーーー F岡さんと堀江君も悶絶中。

結局、一品料理数皿と串を7本くらい、親子丼大盛りと茶漬けを1.5人前(堀江&F岡さんは食いきれなかったのだ)食べて満腹である。店内にはもう僕らだけ。野島さんたちとお話しをする。

さてここで面白いことが起こった。実は堀江君が入店後、バードコートの外からカメラで彼を狙う男二人がいた。パパラッチである。

「なんかそんなのまで出てきちゃったのかぁ、、、 あんなコソコソしてないで、飯でも食いに入ればいいのに。」

と言っていたのだが、本当に堀江君、ドアを開けて二人を招き入れる。

「寒いでしょ?中にはいってプリンでも食べたら?」

その二人は週刊ポストの編集者とカメラマンであった(と名乗っていた)。恐縮しながら店に入る二人。

「写真撮っても良いですよ」

と堀江君。編集者がいろいろと質問をし出し、予期せぬインタビューになった。こうなったらパパラッチなんて成立しないな。完全に堀江君のペースであった。カメラマンが「あの、こちらのお二人は、写真が雑誌に載ったりするとまずいですか?」と訊く。まずくないよ、とF岡さんと僕とで言っておいたので、次号の週刊ポストは買うことにしよう(笑)

この日の様子、堀江君も自分の日記に書いている。

■ライブドア 社長日記
http://blog.livedoor.jp/takapon_jp/archives/14907135.html

僕は堀江君が、食べ物や農業関係でさえなければ、何を買おうと関心がない。もし食べ物、農業関連の事業に手を出そうとするならば、僕から観て現実性がなければ指摘をしようと思うが、それくらいだ。で、一言だけ彼の人物評をするならば、これだけは言える。

「堀江君は、俺ほどではないけど、沢山メシを食べられる人間である。」

よく食うヤツはバイタリティがある。従って堀江君は生命力の強い、食べることが僕と同じかそれ以上に好きな人間だと言える。その一点で、僕は彼を友達だと思っているのである。