2005年1月23日 from 首都圏
いや~ こんなアンコウ鍋は初めて食った!噂には聞いていたけど、その土迫力を目の当たりにして、ちょっと言葉が出ないのであった。
ことの発端は、昨年末に紹介させていただいた新書「築地で食べる」の著者である小関さんこと「築地王」さんからのお誘いである。
やまけんさん、今日は、以前お話させていただいた月島のアンコウ鍋の店のお誘いのメールです。 この店のアンコウ鍋は、「いせ源」などのしょうゆ仕立ての鍋とはことなり、「これでもかぁ~!」という量のアンキモを鍋に投入し、モンのすごいこくスープで、アンコウの七つ道具を煮るという、見た目も、お腹も、舌も満足させてくれる逸品です。ブログのネタにもなりますし、ボリューム的にもご満足いただると思いますので、ぜひご一緒していただきたく思います。
おおおお!
なんとそそることか!
さすが小関氏いや築地王、僕をくすぐるネタをよくご存じである。本もかなりの売れ行きらしいし、この良いパワーをすこしおわけ頂くためにもはせ参じなければなるまい!
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で、お店は本にも載っている月島の「ほていさん」である。
■ほていさん
中央区月島3-9-7
電話 03-3531-5200
品書きをみると、なんと刺身などが付くコースで5250円というリーズナブルさである。
さて二階座敷にはいり、築地王さんと奥さんとご対面!この日は他にも中目ののんだくれさん夫妻&子供、リクルート某氏、そして僕のblogによくコメントをいただいているMAX氏も来て下さっている。
実は僕は長いこと、築地王様は、市場の仲卸業者のあんちゃんだと思っていた(笑)
事実は全然違っていて、某大手企業にお勤めのエリートである!ご著書にサインをいれていただき、満悦の俺なのであった!
サインも書いてもらったぞ!
さて まず刺身が出てきた。5人あたりにこのボリュームがボンと出てくる!
すかさず王様がこう仰る。
「ここで飛ばしたらアンコウが食べられなくなるから、軽めにしておくこと!」
でも、刺身のイキもかなりよろしいので、俺はわしわしと食べてしまった。刺身の後はいきなりアンコウである!ガスコンロが並べられ、そして、、、仲居さんが持ってきてくれたこの鍋をみて、一同仰天するのであった。
うおおおおおおおおおおおおおおお
なんだこのてっぺんに乗っているオレンジ色の物体はぁああああああ
それはまごうことなきあん肝の塊、つまりあん肝塊なのであった!(←そのままやんけ!)
「ここまであん肝が乗ってくる店はほぼないでしょう。」
「いやー あん肝だけで原価割れなんじゃないでしょうか?」
などと会話を交わしながら火を入れていく。沸騰すると、あん肝の油分が汁に溶け出し、鍋がオレンジ色に輝き始めた!
「さあできましたよ!」
と仲居さんがとりわけてくれる。
このオレンジ色のスープを観よ!小関さんいわく「和風のスープでここまで濃いものはないでしょう!」とのことだが、全くだ!
スープを一匙すくってすする。とたんにアンコウのあの痺れるようなコクが拡がる!舌の上に若干、クセのある油分が滞留し、だんだんと流れていく!
「うううううううう ウマいっすよ!」
不味いわけがないのである。他の具よりも体積の大きい肝が入るのだから、、、!
アンコウの七つ道具もしっかに煮込まれ、良い味と食感をいかんなく発揮している。プリプリ、むっちんとした食感の身肉は、冬に食べるのが最高だ!
〆は当然、雑炊である。ここまで一気呵成であった、、、
満腹満腹。このコストパフォーマンスはすごい!詳しいことは、築地王、小関さんの本で情報収集してちょうだい!アマゾンとかよりもリアルの本屋さんの方が手に入りやすいかも、です。
いや 王様!旨かったです!またこんどどこかの店に行きましょうね!
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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