人形町「鳥長」の大将カムバックである

2004年9月27日 from 首都圏

 3ヶ月ほど前から、焼き鳥と釜飯の名店「鳥長」が、長期で閉店しているという連絡を数件いただいた。

 かなり気にはなっていたのだが、閉店している以上、行っても仕方がない。そう思っていたら、しばらく前のコメントで「開いていた」とのことだったので、久しぶりに大将の顔を見に行ってきた。大阪からやってきたハタナカ君が「焼き鳥が好きですねぇ~」というので、東京の焼き鳥も旨いってコトをアピールするためでもある。

 人形町の路地裏にある鳥長の引き戸を開けると、変わらぬ店内で大将が待ちかまえていてくれる。

「いやぁ、やまけんちゃんのインターネットみて来る人が結構いてね、、、俺が『青筋立てて客を怒るオヤジ』だって書いてるだろう?みんなそれを楽しみに来るみたいだよ!」

はっはっは、そうかそうか。しかし、心なしか大将、痩せた感じだ。

「ん、6キロ痩せたよ。あのね、病気しちゃってさ、、、40日入院してたんだよ。」

そうなのだ。残念だが、僕の儀式である、チューハイを人数+一名分(大将の分)を頼むの儀はしばらく取りやめだ。大将、カロリーを厳しく制限しなければならない身体になってしまった。

「でもまあ、仕事はきちんと出来るからよ、来てくれよなヤマケンちゃん!」

了解した。いつも通り、鶏刺し、焼き鳥多数、そして釜飯の特大盛りを食べる。

そういえば、秋と言えば、この「エメラルド」が旨い時期だ!

「こいつぁ これから最高だよ!」

今日はなぜか二本ついていた。噛むとほろ苦みと芳香が拡がり、ネットリと歯にくっつく感覚が最高だ。

久しぶりだったこともあり、釜飯大盛りに、かしわ(正肉)とつくねを一本ずつ乗せた超ゴージャス版にした。気持ちよく酔い、ハタナカと大いに語らい、満腹になった。

 ちょっと遅れたけど、鳥長カムバックおめでとう!大将、長生きしてください。