2004年9月10日 from 常夏の楽園・沖縄を食べ尽くす
一日目の腹一杯加減から立ち直る間もなく起きる。ホテルの朝飯はセルフサービスの珈琲とパン。味気ない食事なので、珈琲だけにしておこうと思ったが、ついついパンも食べてしまう。さて、9時過ぎにキッペイと卓と落ち合い、第2日目の始まりである。
「やまけん、まずはルートビアでも飲んでみる?」
「ルートビアって、、、アメリカとかにある、アルコール無しのビールだっけ?」
「ん、そうだね。まあこれを内地の人が飲んで『美味しい』っていってるの観たことがないけど、沖縄の人たちは普通に飲むよ。」
面白そうじゃないか、、、
「ルートビアはね、A&Wっていうチェーンで出してるんだ。元はアメリカのハンバーガーチェーン」だったみたいだけど、もう資本関係はないみたいだね。日本の企業としてやってる。沖縄の至る所にあるよ!」
と言っている内に1店舗が見え、通り過ぎる。マクドナルドより敷地面積の広そうな店だった。
「またすぐ出てくるからさ、、、ほら、あった!」
。
ずいぶん現代的な造りの店で、古き良きアメリカを想像していた僕はちとがっかりだが、とにかくハンバーガーチェーンなのだ。ハンバーガーもかなり旨いらしいので、頼んでみよう。
「ルートビアと、ベーコンエッグチーズバーガー。」
「ルートビアは初めてですか?」
「そうですね初めてです。」
「お味見されますか?」
え? 味見? そんなのいいのか??
そう、ルートビアは好き嫌いがあるので、味見をしてから、ということらしいのだ。まだ飲んだことがないのでもちろん味見を所望する。ドキドキである。目の前のビアサーバーみたいなのから、お姉ちゃんが小さなジョッキに注いでくれたそれは、褐色のコーラ然とした液体である。違いはビール並みに泡が発生しているところか。
グッと飲むと、、、
あれ?これ、ドクターペッパーみたいな味じゃん!
「そうだね どっちかっていうと似てるよね。僕たちにはこっちのほうが当たり前だけどね。」
気に入った。ルートビア、大ジョッキで所望である。
ハンバーガーが出来る前にまずはこいつが出されてきたのである。ジョッキをつかみ、グビッと大きく一口飲み込む。炭酸の刺激と薬みたいな風味、甘みが舌と喉の味蕾をなでていく。
「旨いじゃん、この飲み物!」
「そうか、旨いか。やまけん、あの店内広告みてみな。ルートビアはお代わり自由なんだよ!」
なんと! このルートビア、お代わり自由であった!どうなっているんだろう、、、
ハンバーガーも運ばれてくる
このハンバーガー、きちんと生タマネギが挟まれており、レタス、トマトもきっちりと入っている。更に間にかけられている白いマヨネーズがソソル。
一口かぶりつく。ちゃんとしたバンズにパティである。
「旨い、、、きちんとしたハンバーガーだな!」
「うん、マクドナルドが安売り路線に走った時も、このチェーンは追随しないで独自路線を歩んだんだよ。」
素晴らしい、、、
バーガーを食い、ルートビアをもう一杯お代わりをする。店のお姉ちゃんが、凍ったジョッキになみなみとルートビアを注いでくれた。二杯以上は飲めないな、、、しかし大満足のチェーンである。
一日の幸先のよいスタートを切ったのであった。そして午後、この日最大のヤマ場が訪れるのである、、、
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このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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