なんと漫画になってしまいました。 「コミックフラッパー」

2004年8月 6日 from 日常つれづれ

 いや、本当にいいんだろうか、、、と思ってしまうのだが。

別冊アスキーに続いて、私のことが今度はコミック雑誌のインタビュー漫画にとりあげられてしまいました。ただし、今回は「食い倒ラー」としてではなく、農産物流通業者としての仕事で、だ。

■月刊コミックフラッパー9月号
メディアファクトリー刊 450円(安い!)
http://www.comic-flapper.com/

イノウエサキコ著 『ナリワイタイムズ』 P227~
※8月5日発売。もう店頭にならんでいるらしい。

きっかけは、この雑誌の編集者が僕の母校出身であることだ。在学当時僕は彼と面識があったか定かではないのだが、編集者のY君はなかなかに胸に秘めたパワーを持つ男だった。

「ナリワイタイムズっていう連載なんですが、とにかく『自分が好きなこと』を仕事にしている人を取材して漫画にするというものなんです。やってみたら、結構読者さんから反響があるんですよ!」

という。先月号を見せてもらうと、なかなか電車の中では読みにくい表紙である。でも、かなり売れている雑誌なんだそうである。

「やまけんさんが畑を創っているのはもちろん観ていましたョ!直接面識を持つのはこれが初めてですけど、取材させてください!」

恥ずかしいけど断る理由もない。おばあちゃんも喜ぶだろうし、いい記念になるし、引き受けた。

そしたら、こんなの書かれた(笑)

漫画家のイノウエサキコ女史、なかなかにリアリストである。なんと堂々8ページものだ。1時間程度のインタビューで、今の仕事に就くまでの道のりを色々とお話ししたことがベースとなっている。食い倒れのシーンは数カ所しか出てこないが、、、

「あの、お時間ないのはわかっているんですが、ぜひご飯をガンガン食べているところをみたいんですよぉ!」(イノエサキコ女史)

「な、なぬ?う~ん、、、」

ちょっと躊躇。実はこの日、午後からムニロを訪問し、制作中の無二路新Web用にレシピを書かせてもらうための撮影をする。当然、撮影後には食べる!その後、広島から上京している竹鶴の石川杜氏と工藤ちゃん、板橋夫妻とごろ寝こざるさんと山利喜にて飲むのだ!
 こんなハードスケジュール(胃袋のね)なのに、、、

「しょうがない、食べましょう!牛タンでいいっすか?」

男っぷりを見せてしまった。ということで、牛タン太助の日本橋店に速やかに移動する。仙台に本店を持つこの店、ランチタイムに行くのがお得である。

オーダーは「牛タン麦トロ定食1.5倍」である。ここのランチタイムの牛タン定食は、最初からタン1枚が3きれくらいに切り分けられて出てくる。噛み切れない人のための配慮と、回転をよくするためだろうが、これでは肉にかぶりつく醍醐味が味わえないので少々不満である。

また、僕が大好きな青唐辛子のみそ漬けも「何本か載せて!」が通じず、1本しか載らない。うーん これが痛いなぁ

しかし、食い倒れの福音である「ごはんお代わり自由」は確保されている。

結局僕はご飯を3杯食べた。時間もないしガツガツと食べたら、編集者のY君も漫画家のイノウエサキコさんもたいそうに喜んでいた。

「本当に食べるんですねぇ~」

イノウエサキコさんは、滋賀県出身で、ご実家が農家だそうだ。僕の話には共鳴して頂ける部分があったらしい。だからだろうか、ゲラが送られてきた時、ほとんど手を入れる必要がないほどに話しをよく理解して描いてくださっていた。井上さん、Y君、いい漫画書いてくださってありがとうございました。

 ちなみに3杯の麦飯と1.5人前の牛タンを胃袋に収めたまま無二路~山利喜の地獄のロードを敢行したのであった。

 ちゅうことで コミックフラッパーみかけたら手に取ってみてください。