朝から4回転!タイ一流ホテルの朝食は最高だ フォーシーズンズホテル「ビスコッティ」

2004年8月 8日 from 出張

 初めてタイに訪れた時は、大学院の卒業時だったので貧乏旅行だった。バンコクでは、バックパッカー御用達のカオサンストリート(最近は綺麗になってしまったらしい)の安宿、その後に飛んだサムイ島でも一日150バーツくらいの安い部屋に泊まっていた。それはそれで面白く、ゴージャスリッチな感じのするリゾートホテルなどは横目で「ケッ、あんなの面白くねーよ」と思っていた。
 それは間違いであった。社会人になってからパッケージツアーでサムイに行き、リゾートホテルに泊まった瞬間、「なんでここに早く来なかったんだろう、、、」と思ったものだ。空調の効いたゆったりとした部屋、欧米流のホテルサービスにタイの微笑みがプラスされた手厚いもてなし。ああ、お金はこうやって遣うものであったか、と思い知ったのである。

 そして、そういったホテルの朝食が、例外なく最高なのである。ビュッフェスタイルで、コンチネンタル、サラダ&フルーツバー、タイフードなどがわんさかと用意されている。僕なぞ朝からすごい量を摂取してしまうのである。そういうところの朝飯は、まあ外で食べるよりは落ちるのが相場なのだが、、、
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 楽しみにしていたフォーシーズンズホテルの朝食。朝7時に勝美君と1階のダイニング「ビスコッティ」に降りる。緑が絶妙に優雅に配置されている中庭に面した、瀟洒なダイニングだ。窓際に座るとウェイターが「Tea or Coffee?」と訊いてくる。そして大振りなグラスにオレンジジュースをたっぷりと注いでくれるのだが、このジュースが旨い!何か入っているのかと思うくらいに甘いのだが、オレンジのフレッシュスクイーズだという。

 ビュッフェを周り、まずはコンチネンタル風にトースト2種(ホールホイート、ホワイト)にクロワッサン、クリスピーベーコン、ウインナーをいただく。

嬉しかったのは、備え付けのバターが発酵バターなのだ!発酵バターは、その名の通り発酵乳のバターで少々の酸味と素晴らしいキレのある風味で実に旨いのだが、タイの発酵バターはこれがまた素晴らしい!

生乳の質が全く違うのだろう、味の濃く、それでいてさらっとした脂のバターだった。
 この道中、日本から同行の農業者のみんなと話していたのだが、タイの土壌はカルシウムを豊富に含んでいるようなのだ。それが草に移り、牛が食べる。そうした土壌ミネラルが、肉や乳製品にも影響しているはずだ。
 そうそう、タイでは僕はパンも美味しいと思っている。それは、安いところのパンではなくて、それなりにステイタスのあるホテルかベーカリーでということだが。

 さて、1皿目を平らげて2周目に入る。タイ料理コーナーでは、カオパッ・ムー(豚肉の焼きめし)、ビーフンの炒め物、野菜のオイスターソース炒めがある。

これらをガバッと取り、マナーオと呼ばれるライムをタップリとかけて食べる。やはりフォーシーズンのダイニングだけあって、手抜きがなく美味しい。

 タイでの朝食に欠かせないおかゆというか雑炊がある。カオトムプラーという、魚の雑炊が旨いのだが、ここのはチキンだ。

これに香菜をタップリ載せてナンプラーを少量かけて食べるのが旨い。


 お次はフルーツ。

パパイヤ、マンゴスチン、パイン、ランブータンが取り放題である。ここぞとばかりにマンゴスチンを食べまくる。

マンゴスチンの実の割り方もだいぶサマになってきた。

ああ、毎日こんな朝食を食べていたら、僕はきっとすぐに体重が70Kgを超えるな。でもいいや。3日間だけだから、、、と思い、もうひと皿、ビーフンとカオパッを獲りに行く。

合計で4皿回転した朝食であった。
本日はタイの畜産加工メーカの視察である。