先日登場のシチリア料理ムニロ(無二路)が今熱い!

2004年5月 7日 from 首都圏

09:30 情報追加しました!

 先日2回にわけて紹介した、ムニロがすごいことになっているらしい。

「やまけんさんのWebをみて来たっていうお客さんがどんどんいらっしゃるんですよ!」

ふふふ、、、いいことだ、、、みんなどんどん行きましょう!
ま、今まで知られてなかったから当然なんだよね。旨いんだから、知ればお客さんは来る店です。

 そう、パスタに特化したblogを展開しているkurakiさんも駆けつけたそうだ。詳しくはここをみていただきたい。僕のエントリには乗っていない魚料理もきれいな写真で紹介されている。是非みんなでオーナーの大塚さん、そしてシェフの重さんをもっと張り切らせてしまおうではないか!

 オーナーの大塚さんから、最新版のメニューが届けられたので公開しよう。
・最新版メニュー(PDFファイルです)

 4つのコースが設定されているわけだが、迷わず上位二つのコースのどちらかを選んでほしい。料理の内容に差がきちんと設けられているからだ。どちらにしてもお値打ちコースなのだから!

 そして今回もう一つ、大塚さんから情報が!

「現在のウリは
下田在住の前田さんという漁師の方
船上から携帯電話で 今 こんな魚がつれたとか 何が欲しいか等々
連絡をくれて、その魚が翌日には ムニロに届くという
魚の新鮮さかとおもいます!」

 むむむ、そういうことであったか!kurakiさんが鯛を食べたのは非常に正しい選択だったといえる。シチリアは島である。魚を食わずしてシチリア料理とはいえないんであった!要注意である。

 そんなわけでもっとシェフとオーナーに、充実していただこう!そうすると何がいいかというと、なんつっても通常は出ないものが出てくる率が高くなるんである!実はついこないだも行ったんだが、そのときはこんなもんが出てきた。

「山本さん、これ、シチリアの揚げパンです。」

おおおお?ホントだ、本当に揚げパンである!

「これはセモリナ粉を練って焼いたパンを、輪切りにして揚げてあるんです。甘くはないんですけどね。」

食べてみると、黄色がかった断面、みっしりと密度が高いパンである。揚げてあるため端はカリッとしている。最大の特徴は味だろう。

「ん?揚げパンなのに、、、しょっぱくて辛い!」

そう、シチリア産の塩と唐辛子がまぶしてあるのだ。シチリアン揚げパンは大人の辛い味なんであった! こんなの、食べたことがないよぉ、、、この揚げパン、大人の味バージョンもいいんだが、ぜひこいつに砂糖をまぶして甘くして食べてみたいなぁ。それとか、このパンをグラッパをシロップで割った汁に浸してサヴァランのような菓子にしてみてはどうだろうか?

 さてその後はお約束のアンティパストだ。実はこの日は中華料理を軽く食べての二軒目なので控えめに、、、と思ったがやはり9品をお代わりしてしまった。

「二軒目なので軽くパスタ二皿で。」

と頼み出てきたのがこいつだ!

「手打ちタリアテッレと豚肉のラグー、上にかかっているチーズはリコッタサラダです。」

ん~ 手打ちだ!やはりプロの手打ちは全く味わいが違う!もっちりぷっちんと、コシとふくよかさが同居しておる!それにこのラグー、豚肉がトロトロで、そのゼラチン質とうまみがラグーに染み出て、それがパスタに絡んでいて、絶品。そして、豚肉特有のまったりした拡がる旨みに尖ったアクセントをつけているのがリコッタサラダである。この塩気と風味が皿に陰影をつけているのだ。

 この後はお約束のペスカトーレ。ここのパスタでベストといえる味だ。もはや定番と言っていいだろう。しかもこないだと具がちょっと違う!本日はタコがあまり入ってなくて、貝類が多い。日々の魚介の仕入れによって変動するのであろう、まさに一期一会的ペスカトーレである!

この日はもうさすがにこれで食えなくなってしまった。でもデザートは食う!
シチリアンロールケーキと、パッションフルーツシャーベットは絶対欠かせないが、それに本日はプリンを追加。

、、、腹一杯である。

「重シェフも、いらっしゃるときに電話を入れてくだされば、何かおもしろいものを準備するって言ってますから。」

 そう、ムニロに行くときには、ぜひ自分の意志を伝えよう! 大食らいなのか、少しずついろんなものを食べたいのか、トマト系のパスタが食べたいのか、オイルベースがいいのか、塩辛いシチリアテイストの味がいいのか、、、わがままでいい。その思いをすべてオーナーとシェフにぶつけれみれば、必ずそれに直球勝負してくれるはずだ。

 そろそろ第二回オフ会の日程を決める時期がきた。ムニロでいいかな?