2004年1月15日 from 首都圏
白状するが、社会人になるまで、本当のてっちりを食べたことがなかったのだ。横浜駅近くにある割烹で初めてフグのコースを食べて、僕はもう泣きそうになった。フグ刺しは勿論旨いが、鍋の実にして熱が入り、フンワリほっこりシコシコと旨味を湛えたフグのぶつ切りを食べた時、たしかに河豚を食べて誇らしげに死んでいく人の気持ちがわかったような気がしたのだ。
だから今でも河豚のお誘いには弱い。僕を何かに使いたい人は、ぜひ河豚攻めを薦める。あ、そういえば大分の臼杵のゴトーちゃんのところにも河豚食べに行かなきゃなぁ、、、
さて本日は銀座コアビルのB2にある「日本料理 いらか」にて河豚コースである。ありがたいことに、情報交換会ということでご接待いただいた。
■日本料理 いらか 銀座コア店
http://r.gnavi.co.jp/g021402/
けど、申し訳ない。フグについては、僕は大したことは書けない。だって「美味しい」としかいいようがないのだもの。
ふぐ刺し。いわゆる「てっさ」は、この世でポン酢との相性が一番いい食べ物ではあるまいか。
てっちりは、フグコースのクライマックスだ。
仲居さんが取り分けてくれるフグ鍋を受け取り、ポン酢に浸したフグの身を口にした瞬間、自分の顔から陽光が放射されるのが自分でわかった。だってすぐに仲居さんがにっこりと「美味しい?」と訊くのだもの。 「美味しい、、、」
申し訳ない。河豚に関しては、それ以外に書きようがない。
本当に美味しい。 本当にご馳走様でした!
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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