2003年12月17日 from 出張
もし岐阜県の郡上八幡にいくことがあるならば、お土産は「葉なんばん」で決まりだ。葉なんばんとは、郡上名産の唐辛子の実と葉を佃煮にしたものだ。当然ビリッと辛いものだが、甘辛という感じで、こいつがあると、ご飯が進みすぎて大変なことになってしまうのだ。
葉なんばんを売っているところもいくつかあるが、本家といわれているのが、街中にひっそりと店を出している「大國」という店だ。
■大國(おおくに) (05756)5-2366
http://www.net-club.co.jp/ookuni/
葉なんばん 1瓶 650円
この店の葉なんばんは、おばあちゃんとおじいちゃん夫婦が手作りしているものだ。しかもそのおばあちゃんが店番しているので、ついつい買ってしまうのだ。辛さも5段階くらいあるが、一番辛い「劇辛」にしても、僕にはちょうどよいくらいだ。これを納豆に混ぜて食べると、実に滋味深く美味しいのである。
この方がおばあちゃんである。可愛らしいおばあなのダ。
また、葉なんばん以外にも、仕入販売している商品がいくつかある。本日、うるかが売っていることに気づいた。うるかとは、鮎のハラワタの塩辛で、酒呑みにはこたえられない肴だ。そう、郡上といえば清流・長良川。ここで育った鮎のハラワタのウルカといえば、垂涎の的である。2瓶買い求める。
この辺では季節なのだろう、栃(トチ)の実を剥いたものも売っている。トチもちにするのだろう。
自然薯も売っている。画像では見えないだろうが、「絶対に、なぶらないでください」と書いてある。これはおそらく「さわらないでください」ということなんだろうなぁ。
こんなものを観ているだけで、なんだか幸せになるのが、郡上八幡なのだ。つまらない観光コースはどうでもいいので、この大國は絶対にはずさず、葉なんばんを買いに来ることを進める。そうそう、どうしても食べてみたい人は、上記のWebからFAXオーダーも可能だ。しかし、おばあちゃんに会って買わないと味が出ない気がするんだよなぁ、、、
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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