2003年10月24日 from 日常つれづれ
ほんの木からつい先日出版された
「危機かチャンスか 有機農業と食ビジネス」 矢崎栄司著
に、僕のインタビューが6ページ分掲載されている。
本の帯には大仰にも、
「オーガニックが日本の食と農を救う?! 界のリーダー38人のロングインタビューを掲載!」
とある。知らない内に「業界のリーダー」になってしまったらしい。けど、あまり嬉しくないんである。
インタビューされている38人はオーガニックビジネスに関わる生産者・団体・流通業者などのトップが多いのだが、僕の位置づけは「インターネット販売」である。しかもこの本の取材、なんと2年前のものだ。実は謹呈本が送られてきた時、なんのことなのかわからずきょとんとしてしまったほどだ。ようやく思い出してみると、人からの紹介で、話を聞きたいという著者の矢崎さんを迎えたのだ。その際にも本にしたいという話は聴いていた。
こういう場合、インタビューを起こしてからのゲラを見せてもらって校正をしたりするのが当然だろう。まして、取材から時点が相当にずれているのだから、内容修正も含めて打診があって然るべきだ。しかし、今回はそういうことが一切無かった。だから、内容を読むと明らかに古い。その時点でのベストな話をしているが、現在では陳腐化している部分もある。もっと良くないのは、取引先の実名が出てしまっていることだ。これは、ゲラチェックがあれば当然削除を要請する部分である。どこの企業が取引先を空かすだろうか。しかもそことは現在は取引をしていないのだ、、、
ま、内容的には実名が出てしまっているところにも害はまったく無いはずなので仕方がないかと思うが、著者には厳重な注意をさせてもらった。ま、自分が掲載されている本だから、売れて欲しいとは思うのだが、複雑だ、、、
このWebはいわゆるグルメではありません。味や価格だけではない「よい食事」とは何かを追求するためにひたすら食い倒れる記録です。私の嗜好に合う人しか楽しめないと思いますがあしからず。
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