堀場製作所とコラボで進めている農業向けセンサー機器の研究ブログであるagrisensor(アグリセンサー)の記事を更新しました。
■agrisensor
http://blog.agrisensor.org/
民間の気象情報会社であるウェザーニューズ社が、かなり刺激的な事業プランを立ち上げたというのが本日の更新記事なのですが、、、
その一つ前のエントリで、北海道の十勝でジャガイモ生産をしている十勝やっち君が、非常に困った問題に直面しています。十勝やっちだけの問題ではなく、十勝一帯に拡がる恐れのある問題なのですが、、、
ある企業が販売した種芋に、芋類の生産の最悪の敵といわれるシストセンチュウがくっついて伝染した可能性があるということなのだ。まだ調査中なのでなんとも言えないということらしいのだが、、、このセンチュウはジャガイモ栽培には壊滅的な力を持っていて、十勝全域が今後ゆっくりと汚染されてしまうことをおそれる声も多い。そんな現場にいる十勝やっちの生の声がコメントされています。
ということで、ご関心の向きは覗いてみて下さい。
例の大手スナックメーカーが、防疫検査を受けてない輸入種芋を販売してシストセンチュウを発生させた事件ですね。
これはもっと大きく扱われてもいい事件じゃないかと思いますが・・・一般消費者にはあまり関心もたれなさそうな事件だから取上げられないんでしょうね。
今回の○○ビー食品をめぐる話、またか、という感じをぬぐえない。
ネットでシストセンチュウを検索するといくつもの情報を眼にすることが出来る。農家さんの声にならない悲鳴が聞こえてくるようである。
このような情報が一部の人間にのみ届いていたかと思うと暗澹たる思いにとらわれる。
しかし、それは誰かのせいではない。
われわれ消費者自らが学習不足であったことを責められて然るべきである。
われわれは、ポテトチップがどのようにして作られているか知っているだろうか?
われわれはジャガイモがどうやって生産されているか知っているだろうか。
われわれは、ポテトチップを作っている、あるいは其の他あまたの食品会社がどのようなことを行ってきたか注意深く見てきたであろうか。
そうしたことに関心すら持たずに声高に「安全だけ頂戴」といって得られるものではない。
生産者の最大の味方は消費者である。
安全でおいしいものを食べたい、
と消費者が強く主張することで、
心ある生産者を守ることが出来る。
あるいは、今後確実に起こるであろう農業現場におけるパラダイムシフトにおいて、消費者が置いてきぼりにされないために「いまなすべきこと」
を真剣に考える時期に来てはいまいか。
いや寧ろ遅すぎる感すらする。
正しい情報を系統的に手に入れ、
適切な判断を行っていく、
この当たり前のことが当たり前に行われていない現状は何とかしないといけない。
まずは、関心を持つこと。
そして、安全な食品は安易には手に入らないものだと肝に銘じること。
そうしたことをあらためて強く感じた。
少なくともワタシ今後、倅には
件のメーカーのチップスは買い与えない。