「あんなに暴飲暴食していてなんで体調を保てるの?」とよく言われるのだけど、何度も書くけど家ではけっこう静かなる食事をしています。それと、おそらく一般の人よりも野菜を食べる量が違うというのはあると思う。
健康のためにサラダを食べました、という人は多いと思うけど、野菜は量をタップリ食べないと意味無いと思っている。通常の人が「一杯」と思っているだろう量と僕が食べる量はおそらく違うと思う。ちなみに僕はトンカツを一枚食べるならばキャベツを一玉の半分は食べる。ブロッコリーなら大一株、ニンジンなら二本茹でてスティックにしたのを食べる。レタスなどの身体を冷やすものはホドホドに食べるが、身体を温める野菜はかなり摂取するのだ。それくら食べないとあまり意味がない。
ましかし僕の場合は役得で、色んなところから評価用の野菜が送られてくるからそれができるというのは、あるかもしれない。
実は執筆中も色んなところからいただきました。本当にうまかった!というところが一件あったので、紹介しておきたい。
■土のめぐみ
http://tenant.depart.livedoor.com/t/megumy/
ライブドアなどで展開している「土のめぐみ」というショップの野菜。堀江君の日記にも数回登場しているみたい。まあアレだよ、普通の野菜じゃあ簡単に美味しいとは言わないよ、ボク、、、というつもりで食ってみてビックリした!
本物じゃないか、、、
葉物野菜はリーフレタス、京菜等が入っていた。生でわしわしと食べてみるが、かなり味が濃い。葉色をみれば分かるとおり、肥料濃度が適切なようで、綺麗な色である。よく緑が濃すぎる野菜があるが、窒素過多になっている可能性が高く、健康上お勧めできない。ここの野菜は「有機」または「特別栽培」が中心で、つまり有機肥料を中心に使用しているということだ。それだけではなくかなり適切な肥培管理をしているようである。
肝心の味も佳い。本来的な苦みやアクがきっちりと出ていて、栽培技術の高さを感じる。減農薬や無農薬で栽培をするというのは、それができると言うことも尊いが、プロ農家であるならば「美味しい」というところまで高めてなんぼのものというところもある。この土のめぐみの契約農家さんはかなりのレベルですね。
ホウレンソウも窒素含有量がきちんと計られている感じ。安心して食べることが出来る味でした。
それと、ビックリしたのがタケノコだ。
もうこの商品は販売が終了しているので意味がないけど(申し訳ないですね土田さん)、白子タケノコということで販売していた京都の山科のものだそうだ。こいつがまさに絶品だった。
白子という通り肉も白っぽいのだが、えぐみがほとんど無く、すごく綺麗な味がする。まさに白子という感じの香りだった。
これは来年、自分のお金で買ってもいいと思う位の内容だった。
興味を持ったので、「土のめぐみ」 の店長である土田さんにメールしていろいろ訊いた。彼は大阪在住でショップの運営管理をしている。熊本に兄貴のように慕っている有機農家さんがいて、そのつながりで約7年前から有機栽培のネットワークを地道に進めてきたらしい。
実はこのように、知人農家さん数人から集荷して、宅配サービスをするという形態から農産物流通業に入る事例は多い。多いんだけど、その農家さんの質で決まるので、淘汰も早い。特に、天候不良などのパニック時の対応がどうできるかは、農家さんとのネットワーク次第だ。そう言う意味では、この土田さんは非常にうまくやっておられると思う。メールで数回やりとりした限りでは取り組みも真摯である。また折を見て応援したいと思う業者さんであった。でもあれだな、堀江君が応援しているみたいだから、俺のほうはホドホドでいいと思うけど(笑)
んで、日を同じくして、いつものごとく三浦半島の農家である長島勝美君からも、大量の野菜とタケノコが届く。
さすがに僕ら夫婦だけでは食いきれない量なんだが、、、ありがたや。
勝美君の腕のスゴイのは、葉物野菜だ。特に洋モノ野菜は素晴らしい。さすが、嫁さんをドイツから迎えただけある(笑)
写真に映っているのはルッコラセルバチコと、オゼイユという葉野菜だ。
ルッコラはこの野生種・セルバチコ(勝美君はサルバティカと言う。ドイツ語かな?)が旨い。栽培種とは全く違う濃い香りに辛み。最高だね。個性の強い肉、例えば鴨との相性なんか最高だ。
このオゼイユ、初めて食べる人はみな仰天する。ナンの変哲もないサラダ菜に見えるのだが、噛むと柑橘っぽい酸っぱい香りと味がブワッと立ち上るのだ。
「なんだなんだコレは?」
とビックリすること請け合い。サラダにもいいし、加熱して魚に合わせても旨い。
それと、この季節はこれしかない。
オニオンヌーボー、新タマネギの子供である。こいつはもう脂で炒めるだけで最高のご馳走だ。
僕は何を隠そうタマネギが一番好きな野菜なのだ。とりあえずタマネギがあれば何でもできる。オニオンヌーボーは貯蔵してないので、甘みなどはあまり無いけれども、そのフレッシュな食感と瑞々しさを味わう季節モノだ。
で、勝美君からもタケノコが来た!先の「白子タケノコ」と食べ比べすると、長島農園のはワイルド!味のダイナミックさ、香りの強さは長島農園のものが強い。
味わいの部分で、まろやかさ、綺麗さを求めるなら白子タケノコ、野趣を求めるなら長島農園という感じだ。
しかし2種のタケノコでこうなのだから、本当は山ごとに味があるのだ。タケノコを食べるということは山の土を食べると言うことである。んー来年はいろいろ食べてみようと思う。
長島農園の野菜、もうオゼイユは売ってないかも知れないが、いつも通り下記で購入可能。
■三浦半島まるかじり クック&ダイン
http://www.rakuten.co.jp/cook/107736/107723/
皆さん野菜を食べましょう。どうせ食べるなら美味しい野菜を食べましょう。スーパーの野菜ももちろんいいけど、たまには自主流通している野菜を食べてみて、その違いを味わってみて下さい。バランス、バランス。
Posted by yamaken at 2005年05月24日 10:57 | TrackBackいきなり強力トピックですね。原稿書きから解放された反動ですかな?新タマネギでビンダルーペースト漬けa la新川デリーをやらなきゃと思いながら今日までなにもできず。はぁぁ。
Posted by: らっぱー at 2005年05月24日 22:18オゼイユって、初めてなまで見ました。
よくフレンチで聞く名前だったのですが。
調べてみたら、別名スカンポ、そしてスイバ。
タデ科ギシギシ属ということらしい。
スイバとは酢葉。シュウ酸を含んでいるために食べると
酸味がするとのこと。
昔、サスケで有名白土三平氏がかいた漫画で石器時代の生活を描いたものがあって、その中で、獲物の肉を思う存分食べた後に「スカンポ」と叫び、草をむさぼり食うシーンがあるらしい。
おもわず、やまけんさんの姿とダブってしまった。
われら、消費者は食べる、という行為を
与えられる行為だと、
それも謙虚にではなく傲慢にだが
思い込んでいて、学習能力がない。
これでは、心ある生産者にすまないなあ
あらためてそう思いました。
オゼイユ!そういう名前でしたか、あのすっぱい葉っぱ!確かに一度は聞いたのだけど思い出せなくって。
それにしても、ハムと一緒に盛り付けてある写真、豪快ですねー。ああやってバリバリ食べるんですね。
平常運転再開、喜んでいます。
これからも楽しみにしていますね。
ながしま農園さんのお野菜、この間お邪魔したときにいただいてから、頭(舌?)にのこってしまって、購入しました。ながしまさんのルッコラを食べてしまうと、他のが食べられなくなりますね。本当においしかった。インゲンも塩茹ででおいしい。おもてなし料理をしたので、その塩茹でに、マヨネーズとタラコを混ぜたものをディップとして付け合せたら好評でした。ああ。あの日は至福の日でした。。。クラテッロも感動でした。。。あ、あの日の蒸豚の購入先も是非、今度載せてください!
Posted by: cheekyreiko at 2005年05月26日 02:16