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2005年02月18日

なんばん粕漬けの価格について話そう

今朝にこのblog見てる人、なんばんの粕漬け、販売開始してますよ。まだ買えると思いますが、堀江君の社長日記にも出ているので、早めにしないと売り切れる可能性大。
買うことができた皆さん、おめでとうございます。

で、その記事の中にギンダラさんという方が、「もともとは1ビン300g入りで350円の商品じゃなかったっけ?それが150g x 3種類で販売価格2,730円とは・・・。」というコメントをしています。

こういうコメントがあることは当然予想してましたので、説明しましょう。
(続きは↓をクリック)

まず過去の「なんばん」関連の記事を全部子細に読んで頂ければおわかりになるとおもうのですが、私が一番最初になんばんを譲って頂いた時の価格350円はまあどんな会の仕入原価。まったくそのほかの人件費も入っていない価格です。「まあ、趣味で作ってるようなもんだし、東京から買ってくれるんだから」ということで出してくれた金額です。

でもそれをしていたら、まあどんな会は、再生産ができる循環を作れないわけです。ですから、まあどんな会の人たちが正統な利益を得られるような金額を足し、ライブドア社が告知・決済をし、物流業者が発送業務を行い、僕が諸般の業務を行う手数料を足したのがこの価格です。

で、そう考ると、今回の価格は「非常に安い」ということを認識して欲しい。原価率で単純計算すると、30%程度ですよね。加工食品では通常、もっと利益をとるものです。むしろライブドアさんの販売・決済手数料・事務処理費用等が入ると本当はもっと高くなってしかるべきなのです。

本当のことをいうと、ライブドアさんかはら「なんでこんなに安くしてしまうんですか?」と言われています。しかし、まあどんな会としても僕としても、これ以上になると一般の人が買いにくいと判断。そこで、ライブドア社さんが折れてくださり、手数料等を引いてました。つまり、この価格は「かなり無理して出している」価格です。今後、また商品を出すときはもう少し値上げするかもしれません。それくらいの金額です。

 一つだけ言えるのは、僕は自信と誇りを持ってこの価格を提示しています。なので、それでも高いと思う人は買い控えて下さい。それだけの話です。

で、、、

どんなものなのか、味わってもいない段階で、こういった根拠のないネガティブコメントを、しかも架空のメールアドレスを記載して書き込むようなやり方を僕は好きではない。今後こういうことは控えて下さい。もしメールアドレスをさらすのが嫌だと言う方のために、僕のメールアドレスを公開しているわけです。今後何か言いたいことがあればメールを下さいね。

、、、ということを書いていたら、コメントに「さよこ」さんという方が、上記説明を書いて下さっている、、、うう、どうもありがとう! ホントに守って下さる方が多いことを実感します。

ということで。やっぱりあんましこういうのは書きたくないなぁ。ご理解と共感のほどを!

Posted by yamaken at 2005年02月18日 07:59 | TrackBack
Comments

メアド掲載の可否については賛同いたしかねますが、販売価格は全く正論だと思います。
(というか、プレミアを認めてもらわんと…)

Posted by: neda at 2005年02月18日 13:12

なんだかなぁ・・・。

買っちゃったよ、もう。

どうしちゃったの?
やまけんさん。

Posted by: ひろゆき at 2005年02月18日 18:54

美味しくて安全な高品質なものを作る時の費用をどこが持つかとと言うことですよね。

生産者がそれを担うと再生産出来なくて、結局消費者が旨いもの食べられなくなってしまいます。

旨いモン食うファンドとかの設立をグッドテーブルズで是非とも事業立ち上げてください。

Posted by: MAX at 2005年02月18日 23:54

昔、食品会社で原材料の購買をしていた者から見れば、わずか500セットしか作れないのにこの値段は安いです。通年で、しかも製造ロットを相当大きくしてようやく採算が合う価格だと思います。

・・・私は買えませんでしたが、追加セットが出たら買いたいです。

Posted by: 呆太郎 at 2005年02月19日 00:01

口惜しい!

今回、買えなかったですが、自分にとって2,730円は十分安いです。

ですが、この価格の内訳をきれいに説明しきって、万人に納得させうる内容だと期待して、このエントリを読んだのですが…、詳細は明らかにされないんですね。

>今回の価格は「非常に安い」ということを認識して欲しい。
いや、感覚として、やまけんさんの説明として、自分の中では納得して認識しています。
でも、でもですよ、生産者と消費者の橋渡しとしての情報としては足りないのではないでしょうか?

私は仕事はメーカーから物を買う立場の人間です。営業が持ってくるその見積もり、その金額の内訳をほじくり返して、納得するまで買うことは出来ません。職場の他の人間(上司も当然です)への説明がつかないからです。

ですが、小売業となると、この内訳は曖昧にされてませんかね?
常識として、原価は売値の1/3ぐらいかなという認識はあります。
ですが、付加価値の高い食品を売ろうとするのならば、その過程のコストについてもつぶさに訴えかけるエントリは成り立たないのでしょうか?

今回の記事には失望しました。
残念です。ガッカリです。

Posted by: 七半 at 2005年02月19日 23:19

>七半氏
ですよね。
うろ憶えですが以前落果果実の販売に対し苦言を呈してたやまけんさんとは思えないエントリでした。一般消費者の疑問を、ここまで敵対心剥き出しに頭ごなしに否定するなんて・・・。
一般の消費者は食品の流通の仕組みなんて知らないのが当然です。
30%が少ないとおっしゃられますが、今の時代普通はもっと少ないです。ヘタをすれば50%を超えるぐらいに・・・。
今までリスペクトしていただけに残念です。
私が言いたい事は唯一つ、あなたはもう、影響力の強い発言者なのだという事を自覚して、簡単に切れたエントリを書かないで頂きたいということです。

Posted by: ひろゆき at 2005年02月20日 00:31

七半さん
ひろゆきさん

なるほど、仰っていることよくわかりました。ただ、価格の構成要因については、申し訳ないのですがやはりここでは書きません。なぜなら、今回のようにコストを構成する主体が複数ある場合、その人たちがここでコストを明らかにされることで不利益を被ることが十分考えられるからです。

お二人の言葉については、非常に難しいことだなと私も悩みましたし、せっかくリスペクトしていただいていたのに残念ですが、この件についてはこうさせて頂きたいと思います。

せめて切れたエントリ書かないように気をつけますね。

Posted by: やまけん at 2005年02月20日 01:07

プライスのことについてグダグダ文句いうのであれば、このブログのこの商品についての記事を全部見てから書くべきではないかと思います。価格の高い安いとコストパフォーマンスというのは別物です。ただ安いものが欲しいのならば、ドンキにでも行っていればれば十分ではないでしょうか。

Posted by: らっぱー at 2005年02月20日 01:54

らっぱーさん

ありがとう。けど、七半さんが知りたいのはコスト構造についての問題のようです。で、それについては、私が簡単ながら返答した通りです。

うん、とっても難しいな。けど、こういうことでなんばんの粕漬けが不味く感じられちゃったら俺の責任ですな。それが一番いやだな。ひろゆきさんの書いているように、自分の論を吟味して書かなければいけませんね。大変だ、、、

Posted by: やまけん at 2005年02月20日 02:09

取り扱うおよそ全ての商品について、原価、利益率を明確にする必要はないと考えます。もしこの商品についてそれをもとめるのであれば、世の中の全てのものについてそうすべきだと思います。それが分かったところで、それが良いものであれば、生産者の意図にかからわずプレミアは付きます。もしこれを一般の販売ではなくオークションにすればもっと高くなったでしょう。限定品なのだから、そうすることもできたはずです。やまけんがブランドならばそういう売り方も可能だったはずです。そういう情報がグレーなのが不満ならば買わなければいいし、このブログを信頼しなければ良い。それだけのことではありますまいか。

Posted by: らっぱー at 2005年02月20日 02:32

らっぱーさん

に同感ですね。そんなに難しいことなのかなあ?他のおとりよせ商品だってもっと高っ!っていうものあるけど、わざわざ文句ったり原価率の説明もとめたりしないでしょう。買わなきゃいいだけだし。まあ反論も捨てておけばいいのに…って思ったけど、それもやまけんさんの生産者の苦労に対する熱い思いが発してるわけだから(と僕は思ってます)。ブログなんだから共感する人が読んでいればいいと思うんですけどねえ…。

Posted by: よっしい at 2005年02月20日 10:43

「俺は決めた。
このなんばんの粕漬けセット、安くは売らない!かといって不当に高く売る気もないが、すくなくとも彼女たちが再生産を行うことが可能で、かつ生産活動で彼女達にいくばくかでも収益があがる価格を設定させてもらう。
ここまで読んでくれた読者、特になんばんを味わったことがある人でも、これに不満に思うことはないはずだ。(1月22日より)」
 上記の発言を「ギンダラ」さんが理解してくれたら、この話は出てこなかったような気がします。ほかの方もそうだと思いますが、私は、今回の価格設定については初期投資として「まあどんな」会から今後継続的にこのようなよい商品を提供されるものと理解した上で、喜んで購入しました。
 悪い意味ではないことして申し上げますが、私にとってやまけんさんの発言は、「ピュアでプリミティブ」という人間本来の姿をあらわし、とても共感できるものです(むしろこのブログのおかげで、食事に出たときに「おかわり」に抵抗がなくなった)。あれよあれよと交友範囲を広げることができる性格を羨むひとは少なくないと思います。そういうことで毎日更新されるのが楽しみです。その一方で、社会の経済、流通を考えさせる面(奥久慈しゃもがスーパーで売られない理由、特に『買い支える』こと(2004年11月8、9日付)、クリームパイン(2004年9月14日付、足立ねぎ他)、雪印の問題(本年1月18日))、社会制度を考えさせる面(まあどんな会)もあるなど、一般消費者から政治家まで読むべきブログであると思います(ヨイショ)。
 そういう意味で、今回「ぎんだら」さんの書き込の回答として真摯にエントリを起こすまでにいたったのは、やまけんさんの本来の性格として大半の読者の方は理解され、応援しながら見守っているのだと思いますよ。
 乱文で申し訳ありませんが、私の意見です。

Posted by: はこ at 2005年02月20日 12:50