半年以上前からの読者の皆さんは知っているだろうが、門仲フルコースといえば、
寿司処 匠 → 晴弘(支那そば) → Barオーパ
というゴールデンコースだ。、僕にとってのVIPが来た時にはこのコースを辿る。ただし匠でお腹一杯になる人が多いので、晴弘の支那そばを食べることができる人は少ない。
本日は宮崎から、僕の弟分である沼口が上京。残留農薬分析に関するセミナーを受講するために来て、僕の部屋に泊まる。というか、今僕の横で、凄まじいいびきをかきながら寝ているのである。
まずは匠にて。宮崎ではあまり貝を食べないのだそうだ。生のホッキ貝などに舌鼓を打つ沼であった。
イクラを頼むと、珍しくお客さんが僕ら以外にいなかったので、あのスペシャルバージョン・キュウリ巻きイクラを作ってくれた。
見た目にも涼しいが、キュウリの清涼感ある香りと瑞々しい歯触りが、イクラの魚卵臭さを中和して、後味すっきりの一品になるのだ!
「もう来週から、生イクラが入るよっ!」
とのことなので、イクラ好きは外せないゾ。入荷したら電話してくれるように頼んだ。生イクラのフレッシュな、癖のない爽やかな味は、何者にも代え難い。
この日も純米酒は三重県「るみ子の酒」。 ちなみにこのコが僕のお気に入りのヨーコである。
11貫食べた後、支那そばの晴弘へ。小芋の含め煮、煎り銀杏、菊花の甘酢漬けで芋焼酎「月の中」お湯割りを飲む。
銀杏、殻を割って渋皮を剥くと、鮮やかなエメラルドになっている。
エメラルドといえば、人形町の焼き鳥「鳥長」だ。しばらく店を閉めていたらしいのだが、最近復活したらしい。行って大将の顔を見なければ、、、
この後、つけ麺大盛りを頼むが、我が弟は半分も食えずダウン。190センチの元・極真空手の猛者なのにそんなんじゃダメだぞ。
麺を食ったらオーパだ。オープン3周年記念を迎えているらしく、大にぎわいだった。満席だったので入れないかと思ったが、団体客さんが「もう帰るよ」と席を空けてくれる。こう言うのは粋だな。どんな店でも長っ尻はいけない。飲んで、話の区切りがついたらヒョイっと席を立つのがカッコイイものだ。
そういえば以前、北千住のバードコート野島さんに聞いたことがある。
「うちの店の近くに「おおはし」っていう、煮込みの名店があるんです。そこに最近、若いお客さんがガイドブックをみて来るのはいいんですけど、煮込み一杯とお酒だけで1時間以上ダラダラといるらしいんですよ。」
これは絶対的に良くない。煮込み一杯数百円なのだ。回転を良くしてあげないと店にはダメージだ。「客なんだから」何でも許されるものではない。店の成り立ちや空気を理解して、最適な振る舞いができるようでなくては、食べることを愛する人間としては失格である。食い倒ラーとしては認められない。寿司の名店「すきやばし次郎」の小野さんだって、
「座ってる時間が長くなればね、勘定は高くなりますよ。当然です。」
と仰っている。我々もわきまえて楽しもうではないか。ともかく本日席を空けてくれた方々には御礼を言いたい。
店にはいると、僕の方を観てにっこり微笑みかけてくれたご夫婦(らしき方々)がいる。もしやblog読者かと思ったら、やはりそうだった。店を出る際に、
「いつも読んでます」
と話しかけてきてくれたので、握手をした。
「匠に行きたいんですけど、場所がわからないんです」
とおっしゃるので地図を書いてあげたら、早速その足で行ったようだ。よかった。
オーパは3周年記念ということもあってか大にぎわい。2杯飲んで早めに退散する。記念品にオーパTシャツをもらった。オーパグッズがだんだんと溜まっていくゾ。
沼と徒歩で木場まで帰る。彼も人生の岐路に立っているのだ。和歌山出身の美人奥さんのお腹には小さな命が宿っている。家に着いて、ベランダのウェザーバケットを見せると、感動ひとしきりしていた。
今日は、朝から色々あった、、、とりとめのない日記になってしまったが、たまにはこんなのでお許し下さい。明日は、愛知県の豊田市に行ってきます。久しぶりの名古屋宿泊だ!
Posted by yamaken at 2004年09月02日 23:03 | TrackBackこの前は、門仲フルコースつきあってもらってありがとな
(晴弘はおれと後輩だけで行ったな)
今日でローマとお別れ。
明日からサルディーニャの農家民宿で飲み食い倒れてくるわ。
沖縄どうだい??
台風じゃないっけ??
オーパで会ったご夫妻は、うちのblog友達の友人だそうですよ。世間はどんどん狭くなりますね~。
やまけんさん きょう人形町へ行き、仲間との約束の時間まで近所をふらついていたら5時半過ぎに「鳥長」という看板を発見。店に首を突っ込んで「つかぬことを伺いますが、お宅はやまけんという野郎(失礼!)がインターネットに書いてる店ですか?」と訊ねたら、親方が「そうです」と言うので、親方が言う開店時間の6時から仲間と呑み喰いしました。すっきりした味で、焼き鳥を右端からやっつけた揚げ句、釜飯を食べました。と言ってもやまけんさんには遠く及ばぬ量ですが、満足しました。隣りの中年の夫婦が相当な勢いで食べ、奥さんの呑みっぷりの良さに一目ぼれして話しかけたのも下町ならではでした。余計なお世話ですが、親方とお内儀さんには「やまけんのページには行くと書いてあったから、来る筈だ」と言っておきましたので、行ってください。
Posted by: ガチャ at 2004年09月04日 00:49ガチャさん:
ははは、そうですか行ってきましたか。店再会したようなので私も近く行ってきますよ。とはいっても中旬以降かな。
ガチャさんもまた行ってみてください。
金曜日、友人&相方で訪問させていただきました。
ミル貝のあまりの美味しさにリクエストお願いしましたが、時すでに遅し。
別物を・・・とのことで、コハダをいただきました。もちろん、おいしゅうございました。
後日、友人は「仲町に旨い寿司あり」ということをお知らせしている模様です。
『門前仲町フルコース』有難うございました。匠さんの寿司では、まず酢飯の違いにビックリ。出てきた物をサッといただくっ、いやいただかないと勿体無いつくりのお寿司だ。1次会で余りに満足したのか、支那そばはダウンしてしまった。申し訳ありません、修行不足でございます。
追伸、『戸村のタレ』ワイン入り野菜炒め用が発売された模様!兄貴んちに贈ります。
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