2月16日、とうとう発売日を迎えるので、大いに宣伝させていただこう。
新しい連載を開始する。
雑誌名「やさい畑」 家の光協会 刊
定価 880円
やさい畑ネットでも情報を配信している。
この雑誌、家庭菜園家向けのバイブルといえる雑誌だ。ベランダ菜園がお好きな方はぜひお買い求めいただきたい。ちなみに今月号はトマト特集。ぼくが担当しているのは、なんと13品種ものトマトを、ひたすら食べ比べて特性を分けているというものだ。これまで類似の企画は無きに等しい。書店でぜひ手にとっていただきたい。
その取材時のノートを、ここに公開する。13種類のトマトのテイスティングのすごいシーンをぜひご覧あれ。
さて。
新しく連載を書くことになった。内容は発売になるまでは詳しく言えないのだが、農産物の食べ比べ記事だ。野菜・果物には品種が星のようにあるのだが、消費者はほとんどそれを知らないで選んでいる。表示されていないのだから仕方がないが、本当は品種で大きく味が変わる事が多い。そこで、種苗会社が売り出している品種を一同に集めて食べ比べをし、その品種が何に向いているのかを分析するという企画を立てたのだ。
僕は農産物の流通をしているので、これに類することは実はずっと前からやっている。楽天市場のグルメカテゴリでしばらく連載していたこの記事なんかはその派生物だ。こうした試みはそうたくさん行われているわけではない。一つの品目を集めるにも相当労力がかかるし、テイスティングをする際のノウハウも必要となるからだ。そのテイスティング方式の詳細と評価手法については、申し訳ないがここで書くわけにはいかないのであった。
さて記念すべき第一回目は僕の得意技の「トマト」だ。なんと全国の種苗会社から取り寄せた13種類のトマトを食べ比べするのだ。しかも、生・煮る・焼くの3通りで。会場はあの北千住の焼き鳥名店「バードコート」。テイスターとして、僕とNHKの家庭菜園ものの講師をしているF教授、料理研究家のIさん、僕の親友の若手洋野菜農家の長島勝美君、そしてバードコートの野島さんという豪華なメンバを揃えた。テイスティング方法を説明し、実施するのだが、何と言っても13種類なので手間がかかる。
また、皆さん試食前は「本当に味の差なんてわかるかなぁ」と不安げだったのだが、こうすると如実に差が現れるのだ。果たして皆さん、真剣にしかし楽しみながらテイスティングをしていただいた。
それにしても13種類ものトマトが並ぶと壮観の一言だ。12時半から初めて17時すぎまでかかって終了。面白かったぁ。そして僕は原稿書きに入る。2月に発売になるので、脱稿したら誌名を公表するので、ぜひ書店で手に取っていただきたい。
ちなみに僕はその前日から、編集部でトマト13種たべ、当日嫌と言うほどテイスティングし、もうトマトはしばらく見たくない!という状況なのだが、、、残った生・煮トマトをいやというほど持ち帰らされてしまった。こうなったらやることは一つだ。13種類のトマトをぶち込んだトマトソースとラグーの料理だ。どんな味になったのか?興味のある人は我が家に食べに来てください。もう僕はしばらくはトマトはいらない!
おお!とうとう発売やね!
トマト13種類もスゴイけど…
実はコーヒーも3~4種類ぐらいを飲み比べるとこれまた味の違いが如実に出るのよね(笑)
ワインだってそうよお~。
何でも意識的に比較すると差がわかりやすいよね。でも、トマトをそれだけ比較する人は滅多にいない(笑
お昼食べに外堀沿いを歩いていたら「やさい畑」の看板が。もしかして出版社は外堀沿い?
Posted by: 志乃 at 2004年02月16日 13:48いい企画ですね~。
ローマで今いちばん元気な市場には、
トマトだけの八百屋がありました。
それこそ、いろんな種類があって、みんな用途によって
買う品種が違う。
そういうのを見ているだけで、元気がでてきます。
作り手も食べ手も売り手も、みんが元気じゃないと
こういうのって成立しないものね。
ローマかぁ いってみたいなぁ
でも日本でも沢山品種がぁるンよね。
それをこの連載で世に出していきたいと思っていやす。
>やまけん
日本にもたくさんの種類があるのを知ってますよ~。
なんたって、中学時代からタキイの通販を使ってるような人だから、私。
こっちにきてからは、
100坪の畑でいろんなものを作っていました(遠い目)。
農家さんにインタビューに行っても、
「ねえちゃん、なんでそんなに詳しく知ってる?
あんたさん、ただもんじゃないのー」とか言われます。
あんまり長居すると、嫁にこいとか言われそうで恐い(笑)。