この写真のスケール感を感じて欲しい。真中にある小さく見える大根が、通常サイズの大根である。
つまり、この画像には巨大大根と巨大人参が写っているわけなのだ。片手で持ち上げるのがかなり厳しい重さ(おそらく10Kg以上はある)だ。
根菜類は、肥料養分があって順調に育てば、かなり底なしにでかくなることはなる。本物の三浦大根は、通常の出荷箱に入りきらないほど大きくなったりする。しかし、これは普通の青首系の大根で、ここまで大きいのはあまりみない。
これ、千葉の産地から洒落で送られてきたものなんだが、だれも持ち帰る者が居ない。そりゃそうだ電車で持ち帰ると周囲の視線が痛そうだ。ということで、適当に切って持ってかえって、煮大根を仕込んでみることにした。
皮を剥いて輪切りにしながら、思わず笑ってしまった。
だって、大きすぎて一つの鍋に一片しか入らないのだ!
いっておくがミニサイズの鍋ではないぞ。業務用の23センチ・28センチ鍋だ。昆布と醤油三種類(関東の醤油、鹿児島の「ははゆずり」、そして愛知県の3年寝かせたタマリ醤油)だけで煮る。醤油には旨味成分がタップリ含まれているので、大根を煮る時はこれだけでよい。1時間ほど煮て、一晩冷やして煮汁を含ませると、旨そうなベッコウ色に煮上がった。しかし、鍋は大根のみで一杯だ。
皿に盛ると、いつもテイスティングに使う皿が、大根だけで一杯である。
しかし意外や意外。
食感スカスカかと思いきや、かなり美味しい大根に仕上がっている。
青首系は、大きくしても味がくずれないものなのだな。勉強になった。ま、とても技術のある生産者のところの大根なんだけどね。
と、ベトコンの笑いの後には、巨大ネタを提供してみました。
これから年末にかけて、八百屋やスーパーでは大根・ニンジン・小松菜が最も売れる時期となる。冬は、身体を暖める野菜が旬を迎える。前述の3種はその最たるものだ。ゴボウも含めて根菜と青菜で、コンディションを整えよう。
追伸:
煮物、あまりに巨大すぎてまだ食べ終わりません、、、2日経過。
すんません…風邪からやっとこさ復活してきて、このネタは笑ってしまいやした。
おすそ分けもらいに行くでぇ(笑)