本日の朝は、立て続けに遠方から食材が届いた。静岡県からは先日の中小家畜試験場より「駿河若シャモ」の腿肉と胸肉、ササミ、肝が1羽分届いた。これは大御馳走である。塩をもみこんでいただこう。
それと同じタイミングで届いたのが、広島県東広島市の安芸西条という地域を原産地とする柿で、その名も「西条柿」だ。送り主は、もうこのblogではおなじみの、広島の名門酒造「竹鶴」の杜氏である石川達也さんだ。この柿は主に山陰地方で栽培されている柿で、弾丸形の美しい、きりっと締まった姿形をしている。実はもともとは渋柿であり、ドライアイスを用いてポリ袋に入れ、渋抜きをした形で送られてくる。渋が完全に抜ける日程が書かれているので、その後に袋を開けて食べる寸法だ。
これまで柿を夢中になって食べたことなどなかったのだが、この柿はヤバイ。袋から出した段階で甘い香りが漂う。皮をむいてかじりつくと、本当にびっくりした。サクリとした歯ざわりと、ヌメリとした滑らかな食感が同時にくる、あの感覚。そしてパッと広がる香りはとても強く、その後に強烈な甘味が口に広がる。甘い!なんと糖度は20度にも達するそうで、これはアールスメロンと同等かそれ以上の甘さだ。明日、糖度計をつかって計ってみよう。
石川杜氏に電話すると、
「いやいやいや、あ~、広島にも旨いもんはあるっちゅうことで送っといた。」
うわー広島にも旨いもんはあるどころか、旨いもんだらけじゃないか!しかし、おかげさまでまた味のボキャブラリーが増えた。
西条柿は、掛け値なしに旨い。良いものをいただいた。御馳走様でした。
Posted by yamaken at 2003年10月25日 22:04うわーっ!食いてぇ~。残しておいてくださいよ~。柿大好きなんです。
ちなみに今まで食べた柿で一番おいしいと今でも思い出せるのが、昔住んでた家の隣に住んでいた怖いお爺さんちに生えてた柿です。人目を忍んで食べた、時にはお爺さんに見つかって死ぬほど走って逃げて食べた勝利の柿はおいしかったなぁ(笑)
#今食べたら、おいしいのかなぁ。
Posted by: 原田 at 2003年10月26日 00:57まじ?了解、少しあげるよ。
早いうちに門仲周辺にとりにきたまへ。